学歴も性別も関係なし!実はどんな組織にも「エースが2%いる」

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2015.06.06

suzie.0606

『2%のエース思考 – あなたはいつまで「同期」の中に埋もれているのか?』(小杉俊哉著、ワニブックス)の著者は、長年にわたり多くの企業で次世代リーダー研修、キャリア開発研修などを行なってきたという人物。

そして、数万人もの優秀な企業人と接してきた結果、ある気づきを得たそうです。それは、企業内には一定の割合で「紛れもなくエースだ」と思えるような人たちがいたこと。

■エースの割合は50人にひとり!

そんなエースの割合は、50人にひとりほど。たとえば企業で50人の社員研修を行なうと、そのなかにエースがひとりいるというわけです。あくまで実感値だそうですが、なんとなくわかるような気はします。

接してきたのは、自身が所属していたNEC、マッキンゼー、ユニデン、アップルに加え、電機メーカー、自動車メーカー、鉄道会社、航空会社、広告代理店、電力会社、ハウスメーカー、食品メーカー、証券会社、保険会社、都市銀行・地方銀行など多種多様。

その結果、わかったことがあるといいます。

それは、エースと呼ばれる人の基準が、同じ業界のライバル会社同士であっても驚くほど共通しているということ。そして、それは業種や職種が変わっても同様なのだそうです。

ただし、その基準は、多くの人が思い描いているようなエース像とは大きく異なっているのだとか。

■現実とは異なる一般的なエース像

一般的なエース像とは、上司から与えられた課題を効率的にこなし、動機よりも入社早々から業績が高く、上司から高い評価を得ている、といったものであるはず。

しかし、いまの時代において、将来の会社を担って立つエース像とはかけ離れているというのです。

そしてもうひとつのポイントは、一流企業だけでなく、中小企業やベンチャーにも同じ割合でエースがいるということ。

一流企業を出ているわけでも、特別な資格を持っているわけでもないけれども、間違いなくエースであるといえるタイプ。

■中小企業でもエースは全体の2%

そして、実体験に基づく裏づけがあるからこそ、著者は「ある集団が形成されるとその中で2%程度のエースが出現する」と結論づけています。

逆にいえばそれは、たとえ一流大学を出て一流企業に入社したとしても、そのなかでエースとなるのはやはり2%程度だということ。

ましてや「一流企業だけでなく、中小企業やベンチャーにも同じ割合でエースがいる」のだとすれば、それが男性である場合も、女性である場合も考えられるのではないでしょうか?

つまり著者は本書において、そのような観点に基づき、エースたちの考え方、行動の仕方の基準を明らかにしているのです。

しかもその基準は、“人生”“働き方”“仕事術”“コミュニケーション”“メンタル”とカテゴリーごとに分けられているため、とても理解しやすいと思います。

エースを目指すために、あるいはエースとうまくコミュニケーションをとるために、読んでみてはいかがでしょうか?

(文/印南敦史)

 

【参考】

※小杉俊哉(2015)『2%のエース思考 – あなたはいつまで「同期」の中に埋もれているのか?』ワニブックス

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