アメリカでは妊娠9ヶ月で出産!日本と海外で妊娠期間が違う理由

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2015.06.06

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私たち日本人は、“10月10日(とつきとおか)”なんて言うように、通常は妊娠10ヶ月目で産まれてきますよね。

でも、妊娠10ヶ月で産まれてくるのは日本の風習です。アメリカを始め世界の多く地域では、なんと妊娠9ヶ月で産まれてきます。

だからと言って、別にスピード出産しているわけではありません。それは、数え方の違いから来ています。

日本では4週間を、1ヶ月として、計算します。しかしアメリカでは最初の6週間が1ヶ月目、そして2~8ヶ月目までは日本と同じ4週間で、最後の9ヶ月目が、また6週間あります。

どちらも同じ40週なのですが、日“4444444444”なのに対し、米“644444446”になるんですね。数え方が違うので、産まれてくる月数も違うのです。

でも、今度は「なんで最初と最後が6週間なの?」と思いますよね。この2週間の差は何なのか、以下から説明していきます。

■実は日本の“妊娠初日”はミスリード

日本では、前の生理の最初の日を1日目としてカウントし始めます。でも、実際には生理初日に妊娠しているわけでなありませんよね。

実際にお腹に赤ちゃん(胎児)が存在するのは、生理が終わり、排卵が始まり、卵子と精子が受精し受精卵となる2週間後以降です。

つまり、アメリカの最初の1ヶ月を6週間とするのは、妊娠していない2週間~プラス実際に受精した4週間が目安というわけ。そう考えると、日本の生理初日に妊娠開始とする数え方のほうがフライングです。

日本人は、何事もせっかちなのでしょうか。このことをズバリ「妊娠1日目は子作りした日ではありません」と説明することもあります。

アメリカの最後の9ヶ月目が6週間なのは、もう風習としかいいようがなく「最初が6週間だから、最後も6週間」みたいなノリです。

厳密に、「9ヶ月半で出産」という人もいます。フランスなどは受精後から数えるので、やはり日本より妊娠期間が少なく、妊娠9ヶ月~で出産です。

■映画『9ヶ月』という題名の謎も納得

ところで、ヒュー・グラント主演の映画で『9ヶ月』という映画をご存知でしょうか。私たち日本人からすると、これは何だか中途半端な題名と感じますよね。

しかし、これは臨月のこと。アメリカ人なら「あぁ、臨月のことね」とピンとくる数字ですが、私達には題名だけでは何の映画か分からないですよね。

実際に、映画の最後に可愛い赤ちゃんが産まれてきます。これなども数字に対する感覚が異なるからくるギャップです。

妊娠期間の数え方については、地域などによっても異なり、一概には言えません。

ただ、「同じ現象だけど、数え方が違う、だから数字も異なる」を押さえていただければと思います。そう、数字ってこんな風に人間くさいから、実は面白いんです!

(文/シール坊)

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