本は「1行10文字読み」で時間短縮できる!究極の速読術とは?

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2015.06.11

suzie.20150611

「本を読むのに時間がかかる」とお悩みの方は、決して少なくないはず。

そこでオススメしたいのが、『頭の回転が速くなる 速読×記憶術トレーニング』(川村明宏、川村真矢著、日本実業出版社)です。

まず驚かされるのは、眼筋の運動法から記憶力持続強化まで、速読を身につけるためにトレーニング法が徹底的に考え尽くされていること。内容を理解する以前に、速く読む方法を重要視しているのです。

だからこそ、コツをテクニカルに身につけられるというわけ。速脳研究会という団体を設立し、30年以上にわたって“速憶・記憶術”を研究してきたという著者の経歴にも、充分納得できます。

究極の速読術だという「ブロック読み」から、「縦書き1行10文字で読む」を見てみましょう。なお、実際のトレーニングは、本書に掲載されている「トレーニング文」を利用しながら進められます。

ただし、これはすべての基本だともいえそうで、注目に値します。

■縦書きは1行10文字で読む

縦書き1行10文字の文章を速読するためには、1行10文字を一度にすべて視野に入れ、視野をそのまま右から左へ移動させながら、音読や擬似音読(心のなかでの音読)をせずに文章を見ていくことが大切。

最初から文章の意味を理解しようとせず、まずは素早く10文字ごとのブロックを見ていくことからスタートするのだといいます。

■速読のためのトレーニング

[1]1行10文字のトレーニング文を超高速で見ていく(10秒)

3段組のトレーニング文を、上段、中段、下段の順に素早く見ていく。ポイントは、トレーニング文の最後まで行くこと。

「内容を読んでやろう」という意識が強く働くと、ペースダウンするので注意が必要。内容に気をとられて減速した場合は、再度、10秒間で勢いよく見ることが重要だそうです。

[2]1行10文字のトレーニング文を超高速の半速で見ていく(10秒間)

今度は、スピードを半分に。その際、見ていくだけで勝手に飛び込んでくることばがあれば、読み取ってもOK。ただし、そのためにスピードを無理に落とさないこと。

[3]もう一度、[1][2]のトレーニングを行う

[4]トレーニング文の内容を理解できる最速のスピードで見ていく(10秒間)

スピードをもう少し落とし、文章の内容が理解できるかできないか、ギリギリのスピードで見ていく。

■従来の習慣から抜け出し方

他にも「縦(横)書き1行10字を2、3行のブロックで読む」「縦(横)書き1行15字を2、3行のブロックで読む」「縦(横)書き1行20字を2、3行のブロックで読む」など、緻密に分けられた解説が掲載されています。

しかしすべてのポイントは、文章をこれまでにように端から1文字ずつ順番に読んでいくという習慣から抜け出すことのようです。

特徴的なのは、どれも簡単で、すぐに取り組めること。このトレーニングを通じてコツさえ身につければ、たしかに速読が得意になるかもしれません。

(文/印南敦史)

 

【参考】

※川村明宏・川村真矢(2015)『頭の回転が速くなる 速読×記憶術トレーニング』日本実業出版社

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