ファン2万人の搭乗員が教える!人の心をつかむ「三方よし」思考

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2015.06.15

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『カリスマ添乗員が教える 人を虜(とりこ)にする極意』(平田進也著、KADOKAWA/中経出版)の著者は、サラリーマンでありながら、約2万人のファンクラブを持つという日本旅行のカリスマ添乗員。

もともと引っ込み思案で口数が少なく、人前に出ると極端に緊張してしまうタイプだったそうですが、そうでありながら、この10年ほどの間に短時間で相手の心をつかめるようにもなったのだとか。

そんな著者が冒頭で強調しているのは、本質的な人の心のつかみ方は業種や年代、シチュエーションを問わないということ。別ないい方をするなら、人の心は誰にでもつかめるというわけです。

きょうはその考え方のなかから、「『三方よし』で思考する」という項目をクローズアップしてみたいと思います。

■“三方よし”の考え方とは?

著者は、「机の上に答えはない」ということを、読者に知っておいてほしいのだと記しています。他人に向かって発信しなければ、なにも起こらない。つまり、つながる力が大切だということ。

そして、ここで重要な意味を持つのが、著者も大好きだという近江商人の考え方“三方よし”。

(1)売り手よし、(2)買い手よし、(3)世間よしということで、その思想の根底にあるのは、「人のためになにかをしよう」という精神だそうです。

■よい循環をもたらすもの

こうした気持ちを持っている限り、幸せは無限に循環し、広がっていくといいます。なぜなら、そうしていれば、誰も損をしないから。

そして、そんななか、よい循環に厚みをもたらすのが、他業界、他業種とのつながり。著者が携わっている旅行企画という仕事の根底には、常にこの考えがあるといいます。

■著者の旅行が売れる理由

つまり、そこで先に触れた「机の上に答えはない」という考えが意味を持つというわけです。

著者の旅行が売れるのも、「机の上に答えを求めず、どうすれば『三方よし』に近づけるかを、外の人たちと考えているから」。

そしてその考え方は、旅行業界に限らず、どんな世界でも同じなのだと著者は主張しています。

“つながれる力”を持っている人の方が、そうでない人よりも、独創的で、人を感動させられるアイデアにたどり着けるということ。

著者の旅行が売れているのも、いろいろな方のおかげで力を得て、それを発信したからだというわけです。

その、いろいろな方のひとりとして著者を応援しているのが、アナウンサーの宮根誠司さん。本文中にも登場するので、宮根ファンにとっても楽しめる内容だといえるかもしれません。

(文/印南敦史)

 

【参考】

平田進也(2015)『カリスマ添乗員が教える 人を虜(とりこ)にする極意』KADOKAWA/中経出版

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