130メートル弱の高さが限界!意外と奥深くて不思議な木の世界

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2015.06.15

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木って、子どもの頃のことを思い出すきっかけになりやすいですよね。昔と変わらず同じ場所にあると、懐かしい気持ちになります。

でも、木だって変化しているはず。例えば、木が3メートル伸びたとき、枝はどのくらい高くなっているでしょうか? 今回は、こんな木の疑問を解明していきたいと思います。

■木がグングン伸びるのは先端部分だけ!

質問の答えは、「枝の高さは変わらない」です。ひっかけ問題みたいで、思わず「えっ?」となりますよね。実は、高さは当時と変わりません。

木の生長は、木の先端部分で起きます。土台になっている下の方の高さは変わりません。だから、昔あった枝の高さはそのままなんです。

枝の先端は伸びているかもしれませんが、昔からある枝の生えている土台はそのまま。だから幹に傷をつけても、高さは変わりません。

そういう意味では、人生の思い出と似ていますよね。先端にあたる今はどんどん変化しますが、過去に起きたことはそのまま保存されています。

3才の時の思い出が、急に5才の思い出に変わることはありません。3才当時のまま残っています。それはそれで素敵なことだと思います。

■世界で最も高い木は新宿高層ビルくらい

ところで木の高さについても、意外な事実があることをご存知でしょうか。世界で現存する最も背の高い木トップ10は、いずれも110~115メートルの間に収まっているのです!

これは植物が根から水を吸い上げて、物理的に上にあげる力は約130メートルが限界とされているので、そのための制約と言われています。しかし、19世紀には132メートルの木も見つかっているので、少しだけなら伸びるようです。

ちなみに130メートルというと、有名どころの建物でいうと次のようになります。

(池袋)サンシャインシティプリンスホテル:130メートル

(お台場)フジテレビ本社ビル:123メートル

プリンスホテルやフジテレビくらい高い木って、やっぱり凄いですよね。ただし、いずれの木も国外にあります。日本で一番背が高いのは、愛知県のお寺に生えている傘杉で約60メートルです。

130メートルと比べるといきなりスケールが小さくなります。それでも、やっぱり1.5メートルくらいしかない人間の4倍もあると思うと相当の高さです。

ちなみに、高さではありませんが、2008年にはスウェーデンで樹齢約9550年の木(マツ科の針葉樹)も見つかっています。まだまだ木の世界は奥が深いようです。

今度、思い出の場所に行って木を見かけたら、確かめてみては?

(文/シール坊)

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