良質なコンテンツ企画を生み出せるようになる「3つのステップ」

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2015.06.21

suzie.20150621

タイトルは読者を限定しているような印象がありますが、『経営者のためのウェブブランディングの教科書』(佐野彰彦著、幻冬舎)に書かれていることは、ウェブブランディングに関わる一般のビジネスパーソンでも応用できそうです。

なにしろ著者はこれまで、ウェブ制作会社の代表権アートディレクターとして、10年間で約250サイトを世に送り出してきたという人物。書かれていることが実践的なのです。

きょうはそのなかから、「企画の生み出し方」について書かれた部分を引き出してみたいと思います。

■コンテンツ企画の最強メソッド“3S6G法”

コンテンツはウェブサイトのクオリティを決定するものですが、著者はここで、ブランド戦略型ウェブサイトを構築するためのメソッド“3S6G法(サンエスロクジー法)”を紹介しています。

これは3 Step 6 Grouping法の略で、ウェブブランディングにおいて、最も重要なコンテンツ企画の具体的なワークフロー。コンテンツ企画とは、“ウェブサイトに掲載する内容そのものを計画する”ことです。

■コンテンツの種をつくる“3つのステップ”

3つのステップで“コンテンツの種”を創出し、その種を6つのグループに分類してコンテンツ化することで、クオリティの高いウェブサイトをつくることができるというもの。

では、企画を生み出す3つのステップとは、どのようなものでしょうか?

[ステップ1]ターゲットの心理を先読みする

大切なのは、どんなことを知りたいのか、どんなことに興味があるのか、どんなことを不安に感じているのか、どんなことで喜びを感じるのか、さまざまな角度からターゲットの心理を先読みすること。

先読みとは、お客様が自分でも気づいていない欲求や、心理を先回りして考えていくこと。現状よりも深く、言葉に表れてこないニーズを汲み取ることで、他社よりも抜きん出ることができるというわけです。

[ステップ2]与えるべき結論を設定する

次にすべきは、先読みしたターゲットの心理に対し、企業として「このように思ってほしい」「このようなことを知ってほしい」という結論を設定すること。

たとえば魚沼産コシヒカリの生産者であれば、「いちばんおいしいお米のブランドはなんだろう」という顧客心理に対し、「それは魚沼産コシヒカリである」という結論を紐づけるということ。

単純な作業のように思えますが、“ターゲットの心理”と“与えるべき結論”のペアをできるだけたくさん作成しておくことが重要だといいます。

[ステップ3]ステップ1とステップ2をつなぎ合わせるアイデアや演出方法を考える

3つ目は、ステップ1とステップ2の間にあるギャップをどう埋めていくかのアイデアや演出方法を考えるステップ。

[ステップ1]ターゲットの心理 → 「いちばんおいしいお米はなにか?」

[ステップ2]与えるべき結論 → 「それは、魚沼産コシヒカリである」

[ステップ3]つなぎ合わせるアイデア → 「魚沼産コシヒカリと他のブランド米の食べ比べ」

このように、3つのステップで1組の“コンテンツの種”を生むことができるのです。著者はこれをコンテンツセットと呼んでいるそうです。

ウェブブランディングに役立つ考え方がわかりやすく解説されているので、読んでみればヒントがつかめるかもしれません。

(文/印南敦史)

 

【参考】

※佐野彰彦(2015)『経営者のためのウェブブランディングの教科書』幻冬舎

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