間違うから逆さにしただけ?数字の9が6になった「ゆるい経緯」

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2015.06.23

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数字の“6と9”は向きが逆さになっただけで、文字としての形状は同じですよね。ここには、なにか理由があるのでしょうか?

実をいうと、6と9は、本当にひっくり返しただけなのです。順序としては、まず9が最初にあり、それをひっくり返したことから6が誕生したのだとか。

今回は、そのことについてお話ししましょう。

■もともと数字の6は9だった!

いま、私たちは数字の0、1、2、3、4、5、6、7、8、9を当たり前のように使っています。

でも、最初からこうだったわけではありません。歴史をひも解くといろんな形があり、そのなかのひとつが現時点で使われているというだけ。

0~9の数を表す記号も、歴史の過程で何度も変化してきました。そんななか、6番目を表す記号と9番目を表す記号が、それぞれ6と9になったのです。

アルファベットだと小文字の“l(エル)”と大文字の“I(アイ)”は見分けにくいですが、厳密には違っています。偶然、ほぼ同じ形になったのですね。

でも、l(エル)とI(アイ)は文脈のなかで判断できますが、9の場合は判断がつきにくい。事実、間違える人が続出し、混乱したのだといいます。

なら最初から別の形にすればよかったのに……。後悔先に立たず、ですよね。

■いまも6が“9”な国がある!

そこで、世界の多くの地域で、9番目の方をもともとあった9とし、6番目の方の9をひっくり返して6にしたのです。

つまり、本当に6と9はひっくり返っただけなのです。“9が先にあって、6は後からできた数字”とはこういうことだったんですね。

なお、あえて「世界の多くの地域で」と書いたのは、実際にイランなど一部地域では、いまでも昔ながらの9が存在するから。あまりに似すぎているだけに、私たち日本人には見分けがつきませんが……。

(文/シール坊)

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