夏にエッフェル塔は伸びている?このトリックの意外な真相とは

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2015.06.25

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パリのエッフェル塔は、フランス旅行をしたら一度は訪れたいスポット。日本の東京タワーは、このエッフェル塔を真似してつくられたともいわれます。

ところで、そのエッフェル塔が、手を加えているわけではないのに、毎年高さが変わることをご存知でしょうか。

■エッフェル塔が伸びる意外な真相

その理由は、ずばり“熱”。いや、熱というよりエッフェル塔が「鉄の塊だから」といった方が適切かもしれません。

日本でも、時折「真夏の暑さで線路がゆがみ……」などというニュースが流れますが、つまり鉄は、熱(温度)によって膨張したり縮んだりするのです。

だからエッフェル塔も、暑い夏は鉄が膨張して、全体で10数センチほど高さが伸びるということ。

324メートルもあるので、“ちりも積もれば山となる”ではありませんが、そんなことが起きるんですね。

これが、“エッフェル塔の高さが自然に変化する謎”の答えです。ちなみに当然のことながら、冬は逆に縮まることになります。

■東京タワーやスカイツリーも伸びる

324メートルのエッフェル塔が10数センチ伸びるなら、333メートルの東京タワー(こちらも鉄の塊)はどうなのでしょうか?

同じく「10数センチ」と言いたいところですが、実は異なります。

1889年に立てられたエッフェル塔より1958年に立てられた東京タワーの方が建築技術的に見て進歩しているわけです。また、使った鉄もエッフェル塔の約半分程度だそうです。

そのため高さの変化も半分弱。3~5センチ程度といわれています。

それでも、夏には少しばかり高さが変わります。夏は東京タワーも、こっそり背伸びをしているのですね。

では、634メートルのスカイツリーは伸びているのでしょうか?

こちらは、さらに最新の技術と鋼鉄材を使っていることもあって、ほとんど変わらないということです。

どうせなら、高さを活かして「夏は20数センチ高くなります。これぞ展望日本一!」と自慢してほしかったのですが、意外と堅物ですね。

それでも鋼鉄材ですから、ちょっとは背伸びしているはずです。

建物が夏になるとこんなふうに背伸びしていたなんて、ちょっと意外ですよね。私たちもエッフェル塔を見習って、ちょっと背伸びをしてがんばってみたいところです。

(文/シール坊)

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