月に5日間カロリー摂取を半分にするだけ!安全で効果的な痩身法

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2015.06.30

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先日、俳優の榎木孝明さんが不食ダイエットを行い話題になりましたが、実際に不食・断食は健康にどう影響するのか、気になった方も多いのではないでしょうか?

そこで、南カリフォルニア大学の研究チームが開発した、ガンや糖尿病などのリスクを半減し、アンチエイジングにも効果があるとされる「断食もどきダイエット」をご紹介します。

■断食もどきダイエットとはなにか?

このダイエット法の正式名称は“Fasting Mimicking Diet”。つまり、断食もどきダイエットです。

その名の通り、完全な断食をするわけではありません。月のうち5日間だけ、カロリー摂取を通常の1/3から半分に減らすのです。

このダイエット法を開発した研究チームは以前、断食によって免疫システム全体が再生されることを突き止めていました。

そしてさらに今回の研究結果で、月に5日間だけカロリー消費を抑え、残りの日にちは通常通りの食生活を送っても、同じ効果が得られることがわかったのです。

どちらのダイエット法も試した研究チームのロンゴ教授によると、通常の断食ダイエットとくらべ、断食もどきダイエットの方がはるかに取り組みやすい上に安全だったそうです。

断食もどきダイエットのメニュー

実際の断食もどきメニューは、主に野菜スープやカモミールティで、以下のような内容です。

1日目:たんぱく質10%、脂肪56%、炭水化物34%で合計1,090キロカロリーを摂取

2~5日目:タンパク質9%、脂肪44%、炭水化物47%で合計725キロカロリーを摂取

実験でこのダイエット法を3ヶ月試した人たちは、老化、糖尿病、ガン、心臓病、体脂肪に関係する数値が改善しました。

マウスに同様のダイエットをさせた実験では、脳を含む内臓の幹細胞が再生され、記憶力や学習能力の改善につながる新しい神経細胞の増殖が促進されたといいます。

これまでの研究でも、カロリー摂取を減らすことは、体重を減らすだけでなく、健康的に長生きすることに関係があることが明らかになっていました。

しかしロンゴ教授は、「ずっと続ける必要がない」という意味でも、断食もどきは他の方法とまったく異なり、安全で効果的なダイエット法だといいます。

■断食もどきダイエットの注意点

断食もどきダイエットは、通常の人であれば3~6ヶ月に1度行うことが望ましいといいますが、肥満の人やここで挙げられているような病気のリスクが高い人は、2週間おきに行ってもいいそうです。

ただし、初めて行う際は、医師の指導を受けるようロンゴ教授は注意を促しています。いきなり5日間も断食を行えるほど健康な人は通常おらず、危険を伴うためです。

当然ながら、水だけダイエットなどの断食・不食も、専門医の指導を受けて行うべきだとしています。

とくに女性の場合、きちんと行わないと胆石ができるといった問題が起こる可能性もあるそうです。健康になりたいと思ったのに、不健康になってしまったら元も子もありません。

日本にも断食(ファスティング)の専門機関がありますので、自己流で行わずに相談してみることをお勧めします。

(文/松丸さとみ)

 

【参考】

Five day ‘fasting’ diet slows down ageing and may add years to life-The Telegraph

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