人体は完璧じゃない!健康な人666人中「659人」に異常が…

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2015.07.01

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人類は長い年月をかけて進化してきました。現在の人類は、その進化の最新型ですよね。

しかし、それでも完璧とはいえないようで、医師のアリス・ロバーツ氏は、「ときにそれは、つぎはぎの布やガタガタする機械のようですらある」と語っています。

いったい、なぜ完璧とはいえないのでしょうか?

ロバーツ氏がイギリスの新聞『The Guardian』Web版に、いますぐ体中を検査したくなるような医学的コメントを投稿したのでご紹介します。

■人体は背骨のつくりに問題あり!

ロバーツ氏によると、特に問題があるのは背骨だそうです。「完璧に見えるが、実際は壊れるようにできているとしか思えない」とまでいっているのですから驚きです。

背骨は33の部品からできています。腰に近い部分はつながっており、5つは仙骨、4つは尾てい骨をつくっています。

仙骨より上の24の骨は分かれていて、それぞれが軟骨でつながっています。この軟骨はクッションの役割をしており、椎間板と呼ばれます。

椎間板は薄い層が何層も重なった構造。ちょうど玉ねぎのような感じです。

中心はゼリー状になっていて、より衝撃を吸収しやすくなっています。ただ、完璧なのは若い間だけなのだそう。

■加齢によって椎間板が痩せる!

年をとると当然、椎間板も老化します。中心のゼリー状の部分が乾燥し、小さくなってしまうのです。

衝撃を吸収する力が弱くなった骨には、次第に小さなヒビが入ってきます。それがやがて小さな穴になり、ゼリー状の部分が飛び出てしまいます。

これは“シュモール結節”と呼ばれる状態です。症状がない場合もありますが、痛みを伴うことも少なくありません。

■健康維持のために早めに検査を

ロバーツ氏は、5月に全身のMRI検査を受けました。「自身の体を一度すべてチェックしてみたい」と思ったからだそうです。

およそ2時間の検査が終わると、腰椎のあたりの椎間板が割れていることがわかりました。

「“なるほど!”とすっきりしました。なぜなら4年ほど前から、腰痛に悩まされていたからです。子どもを抱いたり持ち上げたりしていたからだと思いますが、それが腰にいいはずはありません。原因がはっきりわかりました。検査で悪いところを自覚したおかげで、重いものを持つような無理はしなくなりました」とロバーツ氏は言います。

666人の健康な人を集めると、659人は体のどこかに異常があるというデータもあります。

人体は完璧ではありません。どこかに不調が出るようにできているのです。みなさんも早目に検査を受けて、健康に過ごしましょう!

(文/和洲太郎)

 

【参考】

The human body is marvellous – but it doesn’t have a lifetime guarantee-The Guardian

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