2000人もの会社員に取材して判明した「出世する人の口ぐせ」

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2015.07.03

suzie.20150703

『会社で落ちこぼれる人の口ぐせ 抜群に出世する人の口ぐせ』(吉田典史著、KADOKAWA/中経出版)の著者は、25年にわたって2,000人ものビジネスパーソンを取材してきたのだそうです。

その結果として気づいたのは、勝者と敗者の分かれ目には、一定の法則があるということ。会社員が競争で負けるのは、自らの意識や考え方に原因があるという考え方です。

■仕事ができない人とできる人の考え方

では、組織内で落ちこぼれてしまう人には、どのような傾向があるのでしょうか?

そのことについて著者は、「なぜ、ライバルに負けたのかと突き詰めて考えることをしない」と指摘しています。

現実から逃避し、負けたことの検証ができないから、結果として問題点や課題を残すことになり、成功から遠ざかっていくというわけです。

一方、抜群に出世する人は、ことばの大切さをわかっているのだそうです。特徴としては、人との距離をとるのがうまく、上司や同僚、取引先やお客様の心が晴れるように話すのだとか。

だから、「この人と仕事をしたい」「この社員と取引をしよう」と思われるようになるということ。

■すいすい出世する人がよく使う口ぐせ

とはいえ現実的に、上司が部下から信頼されることはなかなか難しいこと。それどころか、「いったよね?」「聞いてないぞ」などという口ぐせで部下を威嚇し、抑えつけてしまう上司も少なくありません。

そういう人が成功できないのは、むしろ当然の話だといえますが……。

しかし逆から考えると、「出世する人の口ぐせ」を見極められれば、下につく人間はやりやすくなるということにもなるはず。

そこで本書から、「すいすいと出世する人の口ぐせ」をいくつか引き出してみましょう。

(1)「君なら、大丈夫」

出世する上司は、部下に「この仕事をするように」と命じるとき、ことばに気をつけているもの。そのひとつが、難易度の高い仕事をさせるときなどに使われる「君なら、大丈夫」というフレーズだそうです。

自分がいわれたときのことを考えてみると、このことばに意識を高ぶらせる効果があることがわかると思います。

(2)「ここまでやってくれるなんて、驚いた」

これは、出世する管理職の代表的な口ぐせだとか。たとえば部下に仕事を任せ、その仕上がりを確認したあとなどに口にするわけです。

仕上がりや成果物などを確認したうえで「ほめていることをアピールする」ことは、上司が部下に対し、「あなたのことをきちんと見ているよ」と知らしめることになるといいます。

「見ている」「見てくれている」という双方の信頼関係が、一緒に仕事をするうえで大きな効果を発揮するようになるわけです。

だから、これを口ぐせにできる上司の指導は、部下の心にジャスト・ミートするということ。

(3)「たいしたものだ」

「すごいよね!」「たいしたものだ」など、上司が部下を称えることばを口ぐせにしている上司は魅力的。

聞く側の心が明るくなるから、部下もそのことばを投げかけてくれた上司にいい思いを持つわけです。このことについて著者は、「こういう徳が増えると、その人は守られていく」とも記しています。

できる上司についていくことも、ビジネスパーソンにとって重要なこと。だからこそ、上司の人柄や考え方を見極めるために、本書を活用すべきかもしれません。

(文/印南敦史)

 

【参考】

※吉田典史(2015)『会社で落ちこぼれる人の口ぐせ 抜群に出世する人の口ぐせ』KADOKAWA/中経出版

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