女子より男子が危険!アメリカで自殺する若者の平均年齢が低下中

  • LINEで送る
2015.07.05

shutterstock_93795940a

みなさんは、先進7ヶ国のなかで15歳から34歳の死因の1位が自殺なのは日本だけ、という事実をご存知でしょうか。

死亡率はアメリカやフランス、カナダの約2倍、ドイツやイギリスの約3倍、イタリアの約4倍となっているのです。

ただし日本だけの問題ではなく、10代の自殺については、アメリカでも問題になっています。

■自殺の平均年齢が14歳に低下している

『Connecticut Post』が、「アメリカのコネチカット州では2007年以降、若者の自殺による死者数は減少傾向にあるもの、その年齢が若年化している」という調査結果を発表しました。

なんと自殺した若者の平均年齢が17歳から14歳に下がり、自傷行為をした、もしくは「絶望を感じたことがある」と答えた数が上昇しているそうです。

このコネチカット州の調査を実施した児童保護団体の代表者は、「現代の子どもは、人知れず心のなかで苦悩や失望感を増大させています。周囲には必ず救いの手があることに気づかせ、家族や子どもが抱え込んで沈黙のなかで苦しまないようにしなければならない」と解説しています。

さらにこの団体の識者グループは、「公的な機関や教育現場にいる専門スタッフによるサポートと現場調査、医師による診察の機会を増やすことで、よりタイムリーで効果的な医療体制が子どもの自殺を防ぎ、予防策を講じることができる」と意見をまとめています。

日本でもこういった取り組みが増えるといいですよね。

■女子より男子が自殺行動を起こす傾向が

コネチカット州では、2013年と2014年の最新の子どもの自殺数は、合計16名(女子11名・男子5名)でした。

しかしアンケートにおいては、女子は気分が滅入ったり、鬱になったり、という段階を経ているのに対し、「男子は自殺という行動に直接結びつきやすい」という面が浮き彫りになっています。

2年に1回コネチカット州が行なっている調査では、1年あたりの若者の平均自殺者数は8名とのこと。

2013年実施分では、27.2%が悲しみや失望感を2週間以上にわたり「経験している」と回答、これは前回の24.4%よりわずかに上昇、男女別にくらべると女子の方が34.9%を占めて19.7パーセントの男子に比べてはるかに高くなっています。

日本での子どもの自殺が、G7と比べると圧倒的に多いとはいえ、それは決して日本だけの問題ではないのです。

コネチカット州のような自殺対策を、私たちも考えてみませんか?

(文/Zoe)

 

【参考】

Age of average teen suicide decreases-ctpost.com

関連記事