婚前交渉は6割がOK!意識調査で浮き彫りになった性への寛容さ

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2015.07.09

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アメリカの映画やドラマを見ていると、日本より性に積極的でオープンな感じがしますよね。実際、多くのアメリカ人が性についてどのように考えているのか興味ありませんか?

今回は、『reason.com』から1972~2012年の50年間、アメリカで57,000人を対象に行われた大規模な調査の結果をご紹介します。

■婚前交渉は58%が「まったく悪いことではない」と回答

調査対象者は年代別に、グレイテスト世代(1900~1924年生まれ)、サイレント世代(1925~1945年生まれ)、ベビーブーム世代(1946~1964年生まれ)、ジェネレーションX(1965~1981年生まれ)、ミレニアル世代(1982~1999年生まれ)、の5世代に分けられました。

調査内容は、(1)婚前交渉、(2)婚外交渉、(3)同性間での性交渉、(4)思春期(14~16歳)の性交渉について。

それぞれの質問に、「常に悪い」「ほぼ悪い」「時々悪い」「まったく悪いことでない」から自分に合う答えを選択してもらう形式です。

まず、婚前交渉について。1970年代初頭では「まったく悪いことでない」を選択した人は29%だったのに対し、2012年には58%まで増加しました。

世代間で見ても、ベビーブーム世代は47%、ジェネレーションXは50%、ミレニアル世代は62%と若い世代になるにつれ、容認している人の割合も増えていきます。

次の婚外交渉の質問では、1973年の時点で「まったく悪いことでない」を選択する割合が4%であったのが、2012年には1%とさらに減少しています。

浮気や不倫がよくないこととされるのは、アメリカも同じ。いくら性に寛容になっているからといって許されることではないようです。

そして、最も大きく数字が推移したのが、同性間での性交渉について。

11~16%しか認める人がいなかったところから、1993年で一気に22%に上昇、2012年には44%もの人に受け入れられるようになりました。

1970年代には21%であったのに対し、1990年代には26%、2010年代には56%と著しく増加しました。

日本でも先日、渋谷区で同性婚が認められました。しかし同性同士の性交渉については、アメリカにくらべてまだまだ理解が進んでいないのが現状ではないでしょうか。

■思春期の性交渉を許容しているのはたったの6%だけ

最後の質問、思春期の性交渉については、寛容的な見方になってきてはいるものの、懐疑的な見方をする人の割合が多め。

2006年に4%、2012年に6%が許容しています。

サンディエゴ州立大学のジーン・トウェンギ教授は、社会の価値観が多様化するに伴って、性についてもより寛容になってきていると指摘しています。

浮気や不倫については厳しいものの、それ以外は寛容になってきていることがこの調査からもよくわかりますね。

それでは性に寛容になった分、一生涯での性的パートナーの人数も増加するのでしょうか?

実は生涯のパートナーの平均数を出してみると、ベビーブーム世代以降は減少しているのがわかります。

たしかに、もっとも若いミレニアル世代はグレイテスト世代よりも3人ほど多いのですが、ミレニアル世代よりも、ベビーブーム世代の方が3人多く関係を持つ、という結果になります。

ミレニアル世代はさまざまな性のありかたに寛容的になっているはずなのに、どうしてパートナー数が減少するのでしょう。

このことについては、性感染症の問題が関係している可能性が指摘されています。

またミレニアル世代は、限られた数人と定期的に関係を持つような、カジュアルな性関係を楽しむ傾向にあるのではないかともいわれています。パートナー数は少なくても、性には解放的というわけです。

日本ではよく恋愛トークになると、「◯◯人とつき合った」などと経験人数の自慢をしがちですが、アメリカでは特定の人と深く関係を築く傾向がある様子。

開放的なイメージとはやや異なる結果も見られましたね。

この調査の質問を、パートナーにもしてみては? 意外な価値観がわかってより愛が深まるかもしれませんよ!

(文/和洲太郎)

 

【参考】

Premarital Sex Is Not Wrong at All, Say 58 Percent of Americans-Reason.com

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