昼食後の2時間は無理に集中しなくてOK?効果的な時間の整え方

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2015.07.11

suzie.20150711

『一流の人をつくる 整える習慣』(小林弘幸著、KADOKAWA)の著者は、日本体育協会公認スポーツドクターでもある順天堂大学医学部教授。

数多くのプロスポーツ選手、アーティスト、文化人へのコンディショニング、パフォーマンス向上指導に関わっている自律神経研究の第一人者です。

つまり本書では、自律神経を意識することによって自分を「絶好調」な状態にするためのルールが紹介されているわけです。

第2章「一日ごとの体の変化を意識する ——時間の整え方」から、気になる時間の使い方をチェックしてみましょう。

■午前中の“勝負の時間”を無駄にしない!

コンディションを整えるだけではなく、コンディションに合わせた時間の使い方をすることも非常に大切。

しかも人間には「集中力が高まる時間」「ものを考えるのに適した時間」があるといいます。それは午前中。

9時から10時くらいの出社直後から昼食までの時間が、もっとも集中力が高く、創造的な作業をするのに最適だということです。

だとすれば、そんな大切な時間をメールチェックや重要度の低い会議、ミーティングなどに費やすのはもったいない。

仕事の質を高めて効率を上げたいのなら、「からだの状態」と「仕事内容」のマッチングを見なおすべきだと著者はいいます。

そのためには、「なにをするか」を前日に考えておき、実際に「勝負の時間」がはじまったら、すぐに作業を開始できる状態にしておくことが大切。

■昼食後の2時間は捨ててかまわない?

「勝負の時間」とは逆に、昼食後の2時間は仕事がはかどらない時間帯。そもそも食べたものを消化するための時間なので、からだはその作業に集中しようとするわけです。

ということは、からだの構造に逆らって効率や集中力を引き出そうとしても、かえってストレスを増やすことになるだけ。

だからこの時間帯は、スパッと「あきらめる」ことが大切。だとすれば、あまり頭を使わないルーティンワークをここで行なえばいいわけです。

しかし、それでもこの時間をうまく利用したいなら、人と会うのも一案。人と会って話していると、交感神経が高まり、からだに活動のスイッチが入るからです。

■“終了間際”の集中力をうまく利用しよう

「もうすぐ終わる」という状況になると、人間はさらにもう一段ギアが上がり、集中力が高まるもの。

そこで、「終了間際の集中力」を仕事に活用するのはとても効果的。

終業時刻の1時間前になったら、「あと1時間で、これだけの仕事をしよう」と気持ちを入れなおしてラストスパートをかける。

すると場合によっては、朝の「勝負の時間」より高い集中力で仕事ができることもあるとか。

いちばんよくないのが、残業が当たり前になっていて時間的なデッドラインがない状態。

自分の能力を発揮するためには、自分自身に上手にストレスやプレッシャーをかけることも必要だということです。

他にも、日常生活のさまざまな場面で効率的に動くためのアイデア満載。全80のルールの何割かは、確実に役立つはずです。

(文/印南敦史)

 

【参考】

※小林弘幸(2015)『一流の人をつくる 整える習慣』KADOKAWA

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