いずれ接待は消える?イマドキ男女56%が「不要」と考える理由

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2015.07.13

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いい仕事をするためには取引先への接待は不可欠で、飲み代は会社の経費で落とす。一昔前までは、それが大半の社会人にとっての常識でした。

しかし、昨今の状況は少し違ってきています。

個人的な飲み会では経費が落ちず、そもそも飲み会に参加せずサッと帰宅してしまう“ゆとり世代”の社員がいるほど。時間外勤務についての美徳は古いという風潮になってきたのです。

そこで今回は、働き盛りの全国30代の男女300名に「いい取引先への接待は必要だと思いますか?」というアンケートを実施してみました。

結果は「必要」が44%、「不要」が56%。“必要派”の男女内訳は男性が46%、女性が40%。女性よりも男性の方がやや「必要」と感じているようです。

■44%の人が接待を必要だと思う理由

それでは、まずなぜ接待が「必要」と思うのか、集められた理由からいくつか紹介しましょう。

「仕事を円滑に進めるため」というのはもちろん、それ以外に感謝を表わすために接待を使う人が多かったです。

「気持ちを行動で表す必要がある」(37歳/男性)

「日ごろのお礼もかねて」(36歳/男性)

「関係が深くなると思う」(37歳/男性)

仕事以外の時間にアルコールを飲みながら話すことが、仕事につながるという考えも根強いようです。

「お酒などの力で、普段聞けない情報を得ることができるから」(33歳/男性)

「酔っているときにはいろいろ聞けるし、しゃべってもらえる」(32歳/女性)

「飲みニケーションは大事」(34歳/男性)

56%の人が接待を不要だと思う理由

一方、半数以上の“不要派”からは、接待に対する否定的な考え方が目立ちました。

「接待は無駄だと思う。過去の遺物になりつつある」(32歳/男性)

「こびを売るようになるから」(34歳/男性)

特に女性からの意見で多かったのが、接待自体が過去の慣習で、時代錯誤だという声。

「お酒が飲めない人もいる」(35歳/女性)

「プライベートを削ってまでしたくない。商品自体で勝負すればいい」(34歳/女性)

「いまの世に合わない」(35歳/女性)

たしかに、接待でなんとかなる仕事ばかりじゃないですよね。

■接待は『ゆう活』を妨げる恐れが!

ところで、内閣府が『ゆう活』をPRしていることをご存知でしょうか?

『ゆう活』とは、昼の時間が長い夏の間に、夕方を楽しく活かす働き方。朝型勤務にシフトチェンジし、早めに帰宅してオフの時間をつくろうという働きかけです。

これまで「平日には無理」と思っていた趣味や、家族との時間、習い事などあらゆる時間を増やすことで、夏の生活スタイルを変革でき、生活を豊かにしていこうというわけです。

民間企業では、まだ『ゆう活』を積極的に取り入れている会社は少ないと思いますが、国家公務員は、7月から勤務時間を早めるなどの対応を始めています。

接待自体が「いまの世に合わない」という意見が出てくる背景には、このような政府の方向性も関係してきているのかもしれません。

勤務時間後に気を使いながら食事や酒をくみ交わすことは、もう古い話になってきているのでしょう。

働き方は、時代で自然と変わっていくもの。もしかしたら、接待ということばが消えてしまう日も、そう遠くないのかもしれませんね。

(文/中田蜜柑)

 

【調査概要】

調査方法:インターネットリサーチ『リサーチプラス』

調査期間:2015年6月6日(土)

調査対象:全国30代の男女計300名

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