なぜ数字の「7」は多くの人に愛される?意外な人気の理由が判明

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2015.07.20

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一番好きな数字は何ですか?

イギリスの大衆紙『Daily Mail』によると、3万人にこの質問をしたら、2位の3を大きく引き離し、7が1番人気だったそうです。

7は、文化や宗教を問わず好きな番号としてあげる人が多い不思議な数字。ラッキー7、週7日、7大陸に7つの海。虹は7色。1オクターブには7つの音階。

7という数字には、何かしら不思議なパワーがあるようです。なぜ、7は多くの人から愛される数字なのでしょうか?

■好きな数字を持つのは安心するから

前述の好きな数字を聞く調査を行った数学者のアレックス・ベロス氏によると、数字に対して人が特別な感情を抱くのは非常に一般的なことだそうです。

ベロス氏が講演などで観客に「好きな数字があるか」と聞くと、半分くらいの人が手を挙げるのだとか。特に7を挙げる人が多く、今回の調査でも、選べる数字は無限大にあるにもかかわらず、10%の人が、7が好きだと回答。

ベロス氏は、「私たちはある意味、誰もが強迫神経症的になって、好きな数字を1つ持つことで安心する」と分析しています。

■自分と関係がある数字を好きになる?

多くの場合、自分の誕生日や記念日、住所などと関係していることが理由で、特定の数字を好きになるようです。大きな数字よりも小さい数字の方が人気だそうで、特に1から10の中から選ぶ人が多い、とのこと。

また、偶数よりも奇数に魅力を感じる人が多く、素数を選ぶ人も多いそうです。

ベロス氏は、「人間の脳は、数字を見ると2で割りたくなってしまうものなのです。奇数だとこれができないので、そこに個性を感じ、魅力的だと感じるのです」と言います。ということは、好きな数字の候補として、3、5、7が浮かんでくることになります。

■調査で数字の5は人気がないと判明

一方で、今回の調査で分かったことは、1桁目に5がある数字の人気がなかったということ(例えば、65など)。

これはどうやら、1桁目を丸める必要があるとき、「四捨五入」という分かりやすい概念が英語にはなくて、「その数字にとって一番近い10桁に丸める」という考え方をするため、5があると一瞬どっちに丸めていいか分からなくなってしまうから、というのが理由のようです。

そのため、前述の3、5、7から好きな数字の候補から5が外れてしまいます。

そうなると、3か7かの選択肢になるわけですが、なぜ人は3を選ばないのでしょうか? どうやら「普通すぎるから」という理由らしいです。

ちまたには3が溢れています。信号は赤・青・黄色の3色。カトラリーもナイフ・スプーン・フォークの3つ。時計の針は長針・短針・秒針の3本。1日3食。ということで、3よりもありふれていない7が選ばれる、というのが理由のようです。

ちなみに、多くの人が好きな数字というのは、当然ながら宝くじでも多くの人が選ぶ数字になります。

1995年11月14日、イギリスの宝くじで、1,600万ポンド(約32億円)の賞金を当てたのは、7、17、23、32、38、42、48の組み番号で、どれも人気の数字からなるコンビネーション。

この当たりくじは133枚あり、1枚当たりの当選金額は12万ポンド(約2,400万円)に目減りしてしまいました。

せっかく大金が当たったと思ったのに、大勢と分けなければならないと分かったときには、きっとみんなガッカリしたことでしょう。宝くじを買うときは、ラッキー7でなくて、わざと嫌われている数字を買うのがラッキーかも?

(文/松丸さとみ)

 

【参考】

Why ‘lucky 7′ really is the magic number-Daily Mail Online

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