興味ない商品も100%買わせられる「リピート誘導話法」とは?

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2015.07.23

suzie.20150723

『97%の人を上手に操る ヤバい心理術』(ロミオ・ロドリゲス Jr.著、SBクリエイティブ)の著者は、プロの「メンタリスト」。

「メンタリズム」ということばが生まれる10年以上前から、日本で唯一のメンタリストとして活動してきたのだそうです。

テレビ番組への出演経験もあるというので、ご存知の方もいらっしゃるかもしれません。

そして、その根底に根ざすのが「マインドリーディング」。それは、どのようなものなのでしょうか?

■メンタリストのマインドリーディングとは?

マインドリーディングとは、人間の深い心理を知ることによって相手の心を読み、心を操作することで、すべてを思い通りにする手段。

なんだか怪しい気もしますが、根拠のない心理学や、犯罪のための知識ではないと著者は説明しています。

それどころか、圧倒的な知見と実験をベースにした最強の「学問」なのだとも。

本書では、マインドリーディングによって相手を思い通りに動かし、コミュニケーションを高め、良好な人間関係を築いていく技術が紹介されているわけです。

きょうはそのなかから、関心のない商品も100%購入させることができるという「リピート誘導話法」をご紹介しましょう。

■困ったときの「リピート誘導話法」とは?

急いで売り込みをかけようとするセールスマンがいますが、著者はそういう手法は絶対にやめた方がいいと断言しています。

とはいってもいつまでも相手の返事を待つわけにもいきません。

だからこそ、そんなときは「リピート誘導話法」を使うといいのだそうです。

リピートとは、いうまでもなく「繰り返す」という意味ですが、それはどんな話法なのでしょうか?

アメリカのケント州立大学で行われた実験で、ある映像を見せたあと、「歪んだ情報」を被験者に与えたそうです。

映像に映っていたのは素手の人物だったにもかかわらず、「手袋をはめた人物は……」「指紋を隠すために手袋をしていた……」と、事実(映像)とは違う印象を与えたということ。

その結果、歪んだ情報を1回だけ与えられた被験者よりも、3回繰り返された被験者の方が、6倍以上も「映像の人物は手袋をはめていた」という間違った記憶に支配されてしまったのだといいます。

つまり、これがリピート誘導話法。

■セールストークに活かせば効果抜群

そしてこのリピート誘導話法をセールストークに活かせば、相手がその気になる確率が非常に高くなるといいます。

「この化粧品は必ずあなたをきれいにしますよ」といったところで相手は本気にしませんが、「ほら、少しつけてみただけでさっきと全然お肌の状態が違いますよ」といえば、半信半疑ながら相手は「本当に?」と思い始める。

そこでさらに、「ほら、今度はわかりやすいように手につけてみて……ね、全然違うってわかるでしょう!」とたたみ込む。ここまでくれば、相手は完全にその気になるといいます。そして、最後のひと押し。

「ね、この商品でもっときれいになりませんか?」

ここまでリピートされると、相手はどんどんこちらのペースに巻き込まれることになるというわけです。

なお、この手法はビジネスだけでなく、恋愛においても効果が高いのだとか。試してみる価値はあるかもしれません。

(文/印南敦史)

 

【参考】

ロミオ・ロドリゲス Jr.(2015)『97%の人を上手に操る ヤバい心理術』SBクリエイティブ

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