超シンプル!意識するだけで会話が弾む「会話の3つの構成要素」

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2015.07.28

suzie.20150728

会話をはずませるのは、なかなか難しいこと。どうすればうまく会話が進められるのか、悩んでいる方も多いのではないでしょうか?

しかし『会話が弾むのは、どっち!? – 今すぐ身につく、使えるテクニック33』(櫻井弘著、ワニブックス)の著者は、会話は「すごく単純」だと断言しています。

ポイントは、会話が次の3つの要素で構成されている点。

■覚えておきたい会話の3つの構成要素

(1)ネタ振り → 話題を提供すること

(2)展開 → 話題についての質問など、その話を弾ませること

(3)着地 → 話題のまとめをすること

本当にこれだけで、たとえば具体的な会話に当てはめると次のようになるそうです。

ネタ振り:A子「B子、仕事ひと段落した?」

展開と着地:B子「おかげさまで。ヒマだからLINEばっかりしてる(笑)」

ネタ振り:A子「昨日のドラマ観た?」

展開:B子「観た、観た! 続きが気になってしょうがないよね」

展開:A子「でしょ! 私、絶対、花子と太郎が寄りを戻すと思う」

展開と着地:B子「わかる、わかる(笑)!」

このような日常会話でも、ネタ振り、展開、着地に分解できるということ。

では次に、それら3つの構成要素を確認していきましょう。

(1)会話の起点となる「ネタ振り」

ネタ振りとは、話題を相手に提供すること。「天気いいですね」「調子どうですか?」などといった何気ない会話も、話題を提供していることになるといいます。

話題がなければ会話が成り立たないからこそ、会話を弾ませたいのなら話題選びが大切になるというわけです。

(2)聴く力がカギを握る「展開」

展開は、話を弾ませる核心部。特定の話題について質問したり、興味深いエピソードを語り合ったり、冗談をいったり、一緒に考えたりして話題を深堀すること。

または、その話題のなかから出てきたキーワードを起点として、話をそらしていくのも立派な展開なのだとか。

会社の会議と違って、議題もゴールもないのが日常会話。

話を展開するときは、「いかに相手のことばを拾うか」が会話の弾み具合を左右するため、ある程度の集中力と瞬発力(アドリブ力)、さらには冷静な状況判断力も必要だといいます。

理想的なのは、話題を展開させているときに自分のエピソードも交えること。ただし、長話は禁物。

一方的な長話が相手をうんざりさせるというようなことは、よくあるからです。

むしろ、自分の話をほとんどせずに、聞き役に徹するだけでも会話は弾むとか。

つまり会話を展開する際にいちばん重要なのは、いかに相手の話を引き出せるかということ。

(3)ひとつの話題を話し終えた満足感を演出する「着地」

着地とは、会話のまとめにあたる部分。会話が着地した瞬間とは、会話の最中に「ふーっ」とひと息ついてしまうような、軽い沈黙が訪れるとき。

そして会話が着地したときこそ、次のネタ振り(話題提供)をする理想的なタイミングなのだそうです。

■会話とはことばを介した感情のぶつかり合い

著者は、会話とはことばを介した感情のぶつかり合いだとしています。相手に対する思いやりや関心があって初めて、お互いに心地よいと思える会話が成立するということ。

つまり、会話が上手か否かよりも大切なことがあるということです。

これらの基本を踏まえたうえで、本編では2種の言い回しを退避させつつ、会話の弾みやすい表現をわかりやすく紹介しています。

空いた時間にさらっと読めるので、会話のコツをつかむには最適な一冊だといえるでしょう。

(文/印南敦史)

 

【参考】

※櫻井弘(2015)『会話が弾むのは、どっち!? – 今すぐ身につく、使えるテクニック33』ワニブックス

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