99%が5年も続かない!10代の友情がすぐ破綻してしまう理由

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2015.08.01

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みなさんに、10代のころからの友だちは何人いますか? 親友と呼べる人がいる一方、疎遠になってしまった人もたくさんいるのでは?

実は、最新の研究で「青年期の友情は長続きしない」ということが明らかになりました。

幼少期をともに過ごした仲間たちとの時間の積み重ねは、持続しないのでしょうか。今回は『THE CONVERSATION』の記事を参考に、友情についての最新情報をまとめました。

■青年期の友情は99%が5年も続かない

フロリダ大西洋大学が、アメリカの学校では青年期の友情は何年続くのか調査したところ、12~13歳の生徒たちの間で育まれた友人関係は、5年後わずか1%しか存続していないと判明。

なんと、友人関係の持続には1年目が最も危険で、76%が破綻していました。

その後3年目では64%、4年目では47%、5年目では30%と、一緒にいる年月が長くなるにつれて友人関係が破綻する確率も下がっていきました。

■青年期の友人関係は共通点が多いと続く

せっかくできた友人。青年期をともに過ごす友人と長く関係が続いていくことは喜ばしいことですよね。友人関係の持続がなかなか難しい青年期の友情、その関係を壊さないためにできることはなんでしょうか?

友人関係の持続という点においては、性別や年齢、民族や知能レベルなど個々の特徴はそれほど重要ではありません。重要なのは、友人関係にある相手との間で、次のような個性を共有していること。

同性、同級生、同じ人種、同じ学校……。同じであることが重なるほどに、友情関係が続くことがわかったのです。

■友人関係が続かない原因は環境にもある

また、学校サイドは知識や知能を与えるだけではなく、人間の心を育てる必要もあります。

なぜなら、青年期の子どもは友人関係を通して、生きることやともに存在することの喜び、なにかを学ぶ喜びを身にしみて感じながら人間らしくなっていくから。

しかし教育の現場は、いつも政府や第3者の意見に振り回されています。いまの私たちの現場では、青年期の友情を長続きさせるための必要条件を満たしていないのです。子どもの青年期の友情関係が長く続かないことには、本人以外の要因も影響しているということです。

■青年期の友人関係は制限する必要ない!

そして、大人の都合や配慮は、本人である子どもたちにとってありがたい場合もあれば、ときにありがた迷惑な場合もあります。

子どもが傷つかないために、友人関係に大人が干渉するのは本当にいいことでしょうか?

いいえ、「あの子とつきあうことはやめなさい」などと親が友人関係を遮断してしまうのは正解ではありません。

自分が子どもだったとき、まわりにいわれた束縛は、すべて納得のいくものではなかったはず。

子どもを自由にさせて、問題が起きた場合に対処できる大人の余裕を持っておくことや、政府の教育制度の整備の方が重要なのです。

青年期の濃い友情関係は、人間として成長するためにとても重要なこと。教育現場や教育者は、友情についてもより子どもが幸せになる方法を考えてやるべきです。

それは、大人全員に投げかけられている問題でもあるのではないでしょうか。

(文/和洲太郎)

 

【参考】

Study shows most teenage friendships doomed to fail: but whose fault is that?-THE CONVERSATION

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